01.溶融亜鉛めっき

GALVANIZED

TECHNICAL

ダイクレ興産の溶融亜鉛めっき技術

高温の溶融亜鉛めっき槽へ鋼材・構造物の製品を浸せきし、表面に亜鉛皮膜を形成する技術です。
亜鉛と鉄から形成される「合金層」により金属結合させることで、亜鉛めっき加工を施した製品は、錆や腐食を発生させないことが特徴です。
そのため、一般的にはメンテナンスフリーで長期的な使用が可能です。

溶融亜鉛めっき可能寸法

長さ12.5m、幅1.7m、深さ3mの大型めっき槽を装備しており、大型で複雑な形状の素材でも、それぞれの形や材質に合わせ最適な条件で、高品位の溶融亜鉛めっき処理を行います。

めっき槽有効寸法

長 さ:11,000mm
幅  :1,400mm
高 さ:2,200mm
吊重量:2.000kg

FLOW

溶融亜鉛めっきライン

溶融亜鉛めっきラインでは、受注から出荷までコンピュータによる進捗管理をおこなうなど、大切な製品の素材検査から仕上検査まで徹底した品質管理体制で迅速、確実に対応しています。
また大型のめっき槽を装備した生産能力の高いこのめっきラインは、構造物から鋼管まで各種形状のめっき処理が可能です。

Flow
前処理

溶融亜鉛めっき加工をする素材の状態(性質、加工歴、汚れ、歪み、破損、数、構造の適否など)を十分にチェック。
仕上がり時にエアーポケットや液溜りが生じないよう、専用の治具にセットします。

Flow
洗い

表面に付着した油脂類を除去するため、苛性ソーダ水溶液に素材を浸します。
次に、塩酸溶液に浸せきし、錆やミルスケールを溶解して除去。
加温したフラックス水溶液に素材を浸し、鉄と亜鉛の合金反応を活性化させるフラックス皮膜を形成させます。

Flow
めっき

前処理工程を終えた素材を445°C前後の溶融亜鉛めっき浴中に速やかに浸せきし、所定の時間を経過したのち浴面に浮遊している酸化物を除去したきれいな溶融亜鉛面から引き上げます。
余剰亜鉛のたれ切りを終え、温水に浸すことで安定しためっき面を仕上げます。

Flow
仕上げ

溶融亜鉛めっき工程で発生した酸化異物や亜鉛たれなどの除去を行い、表面を平滑に仕上げます。
当社では、JIS(日本産業規格)に基づき、外観試験・膜厚試験に合格した製品のみを出荷しています。

FACTORY

めっき事業所について

明治36年に建築された英国風レンガ造りの建物にハイテク技術が完備され、平成元年に溶融亜鉛めっきの操業を開始して以来、トップシェアを誇っているダイクレのグレーチングをはじめとして土木、建築鉄骨の表面処理に幅広くご好評いただいております。

永年にわたって培ってきた、ダイクレ興産株式会社の溶融亜鉛めっき技術は確実に受け継がれその伝統的な技術は広範な顧客ニーズに対応した最良、最適でハイクオリティな製品を生み出し続けていきます。

WORKS

主な施工事例